もし、自分や、周りの人ががんになった場合。
分子標的薬が使えるとしたらイイなぁと、ぼんやり思っていた。
使うような事態にならないことが一番イイことは分かっているが。
どうしても期待してしまう
体調不良が続き、受診した入居者さんがいる。
そのまま入院し、色々な検査をしているという、曖昧な情報だけが耳に入った。
中でも、PET検査をしたという情報には心が乱れた。
どの病気が疑われているか、想像がつくからだ。
そして、がんだと分かった。
1回目の抗がん剤を使用し、2回目までの間の数日だが、戻ってきてくれた。
オプジーボとヤーボイを使用したと聞かされた。
頼む、効いてくれ!
期待をして、望む結果を得られなかったら、より一層落胆するだろう。
それは分かっている、だがしかし、つい期待してしまう。
少ない人数だとしても、効果の出た人がいるんだ。
その中に入ってほしいんじゃ!
また笑顔が戻りますように!
体調が薄皮一枚剥がすようにでも良くなって、
あの笑顔が戻って、本音トークが聞けるようになってほしいんじゃ!
職員のことを冷静な目で見ているあの人は、
自分にとって大きな存在であることは間違いない。
また褒められるように、真面目に働くから。
分子標的薬よ、お願いだから、望む結果を下さい!