急に暑くなったり、やっぱり寒くなったり、
そんなこんなの間に桜が咲いた。
雨に打たれて散ってしまったのもあって悲しい。
桜は青空の下でこそ見栄えがする、と思うゴールデンウィーク。
ワシにとっては、ゴールデンもへったくれもないがね(笑)
「旅をする木」読了
今年の読み直し14冊目は、星野道夫さんの「旅をする木」。
確か、番組収録中に熊に襲われて亡くなったのではなかったか。
優しい文章を書く人だな、という印象を受けた。
熊を駆除したというニュースが流れると、抗議をしてくる人も多いと聞くが、
道産子からすると「現実を知らない」と思う。
熊は恐ろしい生き物で、その生き物の生息地に人間が入り込んで、
そして今の生活があるのだよ、と思う。
暴言だと分かっているが、抗議するなら一度クマに襲われてみるとイイ。
その恐ろしさがよく分かるでしょうよ。
「陰翳礼賛」読了
15冊目は、谷崎潤一郎。
今回読み直して、ふと気づいた。
初めて読んだ時も同じことを考えた、「意外だな」と。
何がって、まず写真だな。「こんな人だったのか」という印象。
内容というか文章も、「思っていたのとはイイ意味で違う」という感覚。
「俺はこう思う」的な雰囲気ではあるが、何となく面白い。
ごっつい題名から受ける感じとはちょいと違っているというか。
初めて読んだのは、蕎麦屋のカウンターでうどんを食べながらだったな。
美味い物を食べながら本を読む、これぞ至福。
客の態度としては問題があるのかもしれないが、やめられませんのよ。
「植村直己・夢の軌跡」読了
16冊目は、湯川豊さんの書いた本。
フフッと笑いながらグッとくる、ステキな本だった。
マッキンリー登頂後に消息を絶った植村直己。
クレバスに落ちてしまったのであろうか、彼の最後は不明だが、
いつかご遺体が発見される日が来てほしい。
犬ぞりのリーダー犬・アンナにかけた言葉はかなり感動的だ。
旭山動物園にアンナの剝製があると知った。
見たい!他の動物よりも、アンナを見たい!